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インタビューに答える森田社長
代表取締役社長 森田文雄

今回は特別編として社長のロングインタビューをお送りします。エムジェイ創立時の話、今回の移転について、それから結構質問が多いエムジェイの名前の由来なども語ってくれています。どうぞ宜しくお願いします。

■会社の移転、本当に大変でしたが、やっとひと段落ついた感じですね。移転にあたって一番大変だったことは何でしたか?

編集所に見合った建物を探すことですかね。ただ広ければいいと言うことではなく、空調が整っていること、電気容量の問題、内部造作が自由に出来ること、24時間出入り自由等、編集所をつくるのには難しい条件が沢山あって、特に最近は内部造作をさせてくれないビルが多い中で、そんな条件にあったビルは見つからないのではないかと随分悩みました。
でも、たった2、3日の間にこのビルが見つかったことは、本当に有り難かったし、これは奇跡ではないかと思っています。

■最初に内見した時の印象を教えて下さい。

最初に入った時に嫌な感じが全くしなかったんです。とても明るく見えたし、広々としていて何より窓が沢山ありました。
本来編集所には窓はタブーだったのですが、コロナ禍で今回は窓を多用したかった。
各スタジオで自由に換気が出来ることを何よりも優先したかったんです。

■それでこのビルを選んで、現在は内部造作も引っ越しも終わりました。社長としては満足してますか?

実は、MAのナレーションブースがまだ未完成なんです。私は編集は長年やっていますが、MAは素人なので、素人がMA室の設計に手を出してはいけないと思い知りました。あまりに難しい!
MAブースには魔物が住んでいると思っています(笑)。
でもね、苦しんだおかげで、少しずつ詳しくなってきて、今では苦労も無駄ではなかったと、前向きに捉えています。

インタビューに答えるMA室の森田社長
第1MAルーム

■コロナ禍の中で、記念行事も何も出来なかったのですが、エムジェイは一昨年に創立25周年を迎えました。最初は、偶然にも今と同じ四谷4丁目からスタートしたんですね。

そうです。小島ビルというところで、編集室一部屋と、人が2人座れば一杯になってしまう事務所で始めました。
私としては、初めてスタジオが持ててとても嬉しかったのですが、仕事は本当に少なかったですね(笑)。

■次に、四谷三丁目の光明堂ビルですね。

2007年に光明堂ビルでHDの編集室を持つに至りました。

■27年という歴史の中では何回か危機もあったと思います。社長の考える一番大きな危機って何だったと思いますか?

危機は何回もありました。もうダメかなと思ったこともありましたが、なんと言っても今回の引っ越しだったと思います。これはもう、自分の力ではどうにもできない、天災のような出来事が突然襲ってきたような感じでした。
(※2021年9月に隣接するビルの解体を告知され、移転を余儀なくされた。)
でも、本当に大変だったけど、今は引っ越して良かったと思います。ピンチをチャンスに変えられたと思います。これが無かったらいつまでも前のビルに居続け、前進することが出来なかったと思います。

■エムジェイが何回か危機を乗り越えながらここまでもった理由って何だと思いますか?

現状に満足せず、常に新しいことに挑戦してきたからだと思います。この業界は、井の中の蛙になりがちなのですが、常に新しいことに挑戦し、その事でまた、仕事が頂けるようになりました。

また、要所要所で素晴らしい人材、スタッフに巡り会えた。これは本当に感謝しています。人との縁は本当に大切です。人と出会った時、一度きりのご縁ではなく、なるべく長く続くように心掛けています。

■ここで、エムジェイの名前の由来を教えてください。結構お客様から質問があるんですよね。

私がフリーで仕事をしていた頃、屋号が森田事務所でした。森田のM、事務所のJをとってMJです。ごく単純なんです(笑)。

インタビューに答える編集室の森田社長
第2編集室

■では、社長のプライベートなことも少し教えてください。趣味、気分転換はなんですか?

ジャズを聴くこと、旅行、釣りです。でも旅行や釣りはたまにしか行けないので、家のステレオでジャズを聴くのが気分転換になっています。

■好きな食べ物は?

いなり寿司、寿司、時々フランス料理(笑)。

■嫌いなものは?

納豆

■特技、これだけは人に負けないと思うことは?

機材の修理!!業者さんにも負けないと思っています。

■それでは最後にこれからの目標、エムジェイをどのような方向に舵を切っていきたいですか?

もちろん、会社をどんどん大きくしていきたい気持ちはありますが、それよりも、毎日毎日新しいことをやっていきたい。常に会社を変化させていきたい。毎日一つ改善していけば、一年に300近く変えていけるわけです。
老舗とか言われて、それに胡座をかいてどっしりと十年一日変わらないような会社には絶対したくないです。日々進歩していくのが目標です。

インタビューに答えるマシンルームの森田社長
マシンルーム

■では、社長ご自身の目標は?

会社が大好きでここにいると楽しいので、健康に気をつけて、できればあと10年くらいは現役でいたい。若い人たちには嫌がられるかもしれないけど(笑)。頑張りたいです。

■特に社長の好きなところはマシンルームですね?

そうですね。でも、もちろん編集室も。私が具合が悪くなって倒れたら、編集室かマシンルームに放り込んでください。たちまち、元気になると思います(笑)。

■どうもありがとうございました!!